筋トレ初心者の皆様、トレーニーの皆様、こんにちは!
「カズBLOG」運営者のカズです!
本日も前回の記事に引き続き、筋力アップのメカニズムについて、一緒に学んでいきましょう!
カズ!
今日も筋力アップのメカニズムシリーズだね!
ビギナー君、こんにちは!
その通りです!
今日は動きが上手になる編をお届けしたいと思います!
オッケー!
じゃあ、さっそく教えてくれー!
【この記事でわかること】
・動きが上手になることで、なぜ筋力が強くなるのか?
本日の結論
結論から申します。
動きが上手くなることで、筋力がアップするのは、一言で言うと「より効率良く、重りを挙げることができるようになるから」です。
理解しやすいように、アルバイトの場面に例えてみましょう。
引っ越し屋さんで1日アルバイトをしたとします。
朝一番、段ボールに入った荷物を持ち上げた皆様は「あー重たいなー」と感じるはずです。
ですが、昼頃には、段ボールに入った荷物を持ち上げるという動きの要領を徐々につかみ、「朝より軽い」と感じるはずです。
このような変化が起こるまでの所要時間はおおよそ3時間。筋肉が大きくなるとは考えられません。
つまり、なぜこのようなことが起こるかというと、「段ボールに入った荷物を持ち上げる」という動きが上手になったからです。
なるほどね~
確かに何回か動きを繰り返しているうちに、軽く感じることってよくあるかも!
そうですよね!
日常生活の中でも、よく遭遇する場面だと思います!
このように、動きに慣れることで、より効率良くその動きができるようになることも、筋力がアップする1つの要因なんです!
その動きにしか効果がないことに注意!
しかし、段ボールの荷物が軽く感じるようになったからといって、スクワットで扱える重さがアップするわけではありません。
あくまで「その動き」にしか効果が表れないということに注意が必要です。
つまり、段ボール軽く感じるようになった ⇒ 筋力アップしてるな ⇒ 筋力アップしてるし、スクワットでも重量アップだ とはならないわけです。
実際に、スクワットを8週間行い、筋力増加について調べた研究があります。
結果は、スクワットの1RM(スクワットで1回ギリギリできる重さ)は70%程向上していますが、膝伸展筋力(座って膝を伸ばす動きの筋力)は5%程しか向上していません。1)
このような研究結果からも、動きが上手になることで筋力がアップするというメカニズムは、あくまでその動きにしか効果がないことに注意しましょう!
まとめ
最後まで目を通していただき、ありがとうございます!
今回の記事はいかがだったでしょうか??
筋力が強くなるメカニズム、動きが上手になる編をお届けしました。
動きが上手になることで、筋力がアップするというメカニズムは、皆様のこれまでの人生の中で近い経験があるかと思います。
筋力をアップさせたいと思ったときに、感覚的に、その動きを何度も練習すればいいのではないか?と考えられる方いらっしゃると思います。(私もそうでした)
この感覚は決して間違っていないということですね!!
このような日常的な感覚が、理屈的にも合っているとわかったときっておもしろいですよね!!
ぜひ、明日からの筋トレライフに活かしていただければと思います。
この記事が、筋トレ初心者のあなた、トレーニーのあなたのお役に立てれば幸いです。
では、また!!
参考文献
・[1]DIGBY G SALE : Neural adaptasion to resistance training : Official Journal of the American College of Sports Medicine 1988
・[2]石井直方:筋肉の科学.ベースボール・マガジン社.2017
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